【この課題に強い企業は?県中小企業家同友会支部、山辺高で授業】という山形支部SPラボの取り組みが、山形新聞に掲載されました
2025.10.15
中小企業家同友会山形支部のSPラボは、毎年色んな活動で同友会活動を地域へお届けしているが、今回は高校生との取り組みが新聞掲載された。この催しを開催するにあたり御尽力頂きました「山辺高校・高橋校長&森谷教務主任」と、ご縁を繋いで頂きました「キャリアクリエイト・原田社長」に心から感謝申し上げます。
(左から原田社長・高橋校長・森谷教務主任・副支部長)

以下、新聞記事の転載です
※本記事は掲載紙の許可をいただいて投稿されています。無断引用はお断りいたします。
山形県中小企業家同友会山形支部(支部長・高橋明グッピー園社長)が、山辺町の山辺高(高橋久美子校長)と連携し、探究の授業を展開している。高校生のアイデアと企業の強みを掛け合わせ、学校生活や地域課題の解決策を考える。本県の人手不足が深刻化する中、高校生に地元企業を知ってほしいとの狙いもある。

同校福祉科2年生が8、28日の4コマを使って取り組む。8日は生徒17人と同支部の会員21人がグループに分かれ、課題の抽出や解決に向けてタッグを組めそうな企業探しを行った。

生徒からは▽学校周辺の街灯が少ない▽県内に若者が楽しめる場所がない▽福祉科の定員割れ―など学校生活や地域社会に関する課題が挙がった。これに対し、運輸、広告・マーケティング、小売りなどの事業を営む同支部会員が助言をし、解決に向けて何ができるか、力を借りられる企業がないかを一緒に考えた。

(山辺高校のPTA会長も、活動を後押ししてくれた)
川田結衣花さん(17)は同校福祉科の定員割れが続いていることをテーマに据えた。将来の介護人材不足につながる問題とし、「印刷やマーケティングの会社、教育コンサルタントなどと連携すると介護の魅力を発信できるのではないか」と話す。助言した老舗肉店・ミートの元気商事(山形市)の中村明美社長は「高校生の発想は新鮮で刺激を受けた。地元企業を知ってもらう一歩になる」と期待する。

中心になって進めた布施将英副支部長(布施弥七京染店専務)は「課題解決力は今の社会で求められる力。企業が関わることでより広がりが出るのではないか」と説明する。若いうちに地域企業と接点を持つことで「いつか山形で働きたい」との思いを持ってほしいとの狙いもあり、今後、取り組みを他校にも広げたい考えだ。
山形新聞さんより

