仏壇を売る会社から、「命のつながりを想う暮らし」を提案する会社へ

Business Plan
「命のつながりを想う暮らし」を提案
長門屋は明治44年創業、今年で115年を迎える仏壇仏具店です。
山形仏壇をはじめ、仏壇・仏具・墓石などを取り扱ってきましたが、近年は少子高齢化や核家族化、住宅事情の変化などにより、仏壇を取り巻く環境は大きく変化しています。
私自身は長門屋の娘として生まれましたが、高校卒業後に東京へ進学・就職し、その後結婚して子育てをしていました。
家族で山形へ戻り長門屋に関わるようになりましたが、当初は自分が経営を担うとは考えていませんでした。
そんな中、敷地内の蔵を整理する機会がありました。

蔵の中には、古い写真や手紙、戦死を知らせる電報、親族が書き残した自分史などが残されていました。それまで名前しか知らなかったご先祖様たちが、一人ひとり人生を生きた人間として急に身近に感じられました。
そして、「自分は今、この命のつながりの一番先を生かされて生きているのだ」と実感したのです。
その後、同友会で経営指針づくりを学ぶ中で、「私たちは何を提供している会社なのか」という問いに向き合いました。
仏壇や仏具を販売することが仕事なのか。
それとも、もっと本質的な役割があるのか。
考え続ける中でたどり着いたのが、「命のつながりに想いを馳せる暮らしを提案し、
心豊かな生き方のお手伝いをする」という理念でした。

時代とともに供養の形は変わります。
以前のような大型仏壇を置く家庭は減りました。
しかし、亡くなった人を想う気持ちや、手を合わせたいという願いまでなくなったわけではありません。
そこで長門屋では、古い仏壇を今の暮らしに合わせて作り変えるリメイク事業や、仏壇を持たない方への手元供養の提案に力を入れるようになりました。
また、かつて漆器の保管蔵だった「ひなた蔵」を活用し、お香づくり体験講座や腕輪珠数づくり体験講座、季節の展示などを通じて、日本の伝統文化や祈りの文化を身近に感じていただく活動も行っています。
現在は、仏壇を販売する店から、「供養の相談拠点」へと会社の役割を広げようとしています。
仏壇をどう受け継げばよいのか。 お墓をどうしたらよいのか。 手元供養とはどんなものなのか。 そうした悩みを気軽に相談できる場所を目指しています。

経営指針づくりを通して、自社の存在意義を見つめ直したことが、現在の取り組みの原点です。
これからも時代の変化とお客様の多様なニーズに柔軟に対応しながら、「命のつながりを想う暮らし」を地域の中につないでいける企業でありたいと思っています。
長門屋
https://oshironomise.com
所在地: 〒990-0042 山形県山形市七日町1丁目4−12
電話番号: 023-622-2204
Reference
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