採用・教育

Recruitment / Education

013_自分達の土俵で戦う

自社の武器と学生のニーズを
マッチングさせる

初参加での合同企業説明会での衝撃

営業職を7年間経験し、営業の大変さも楽しさもやりがいも理解して、営業職の魅力を多く の学生に伝えたい、そして自身が働く目的「自動車業界と自社の社会的地位を向上させた い」そんな想いを共感してくれる仲間を採用すべく、初めての合同企業説明会に参加した。 ただ、そこに待ち受けていたのは衝撃的な光景だった。ブースに学生が多く集まる業界は金 融、旅行、保険、IT、などであり、一方の自動車業界のブースには…どこの会社も閑古鳥が 鳴いている…。「嘘だろ…」心の中でそう思った。もっと人気のある業界、もっと人気のあ る仕事だと思っていた。そこで初めて自分の考えの甘さを痛感した。営業はノルマがあって 大変そう…。朝早くて、夜の帰りも遅そう…。学生が自動車業界に抱くイメージはマイナス なものばかりだった。

説明をせず、ありのままの事実を見て、体感してもらう。

当社は一方的な説明会を実施しない。その代わりにヒアリングを重視する。何で当社の説明 を聞きに来たか、仕事にどんな事を求めるか等、その学生のバックグラウンドを聞いて、学 生のニーズと当社の長所をぶつけてみる。そして可能な限りの現場で事実を見てもらう。本 当にノルマがあって大変なのか、本当に朝が早くて夜の帰りも遅いのか、等。会社見学や職 場体験時には、先輩スタッフと一緒に行動してもらい、企業側から与えられる情報だけでな く、学生側が本当に欲しい情報が取りやすい様な場所を提供する。そうする事で入社前と入 社後のギャップを無くしている。

中小企業が大企業と同じ土俵で戦っても適うわけがない

最近は関東の大手企業では「初任給30万円」、「年間休日120日」が当たり前になってきた。 中小企業に同じことが出来るか?出来ない企業が殆どだと思う。仮に出来たとしても、上を 見たらキリがない。では私達中小企業はどうやって対抗していくべきか。中小企業の魅力と は何か。当社の場合は「会社と社員の距離感」だと思っている。この「距離感」を埋めるた めに以下の様な取り組みをしている。 ①社員研修旅行…年に1度、全社員を対象に研修旅行の実施(2023年広島、2024年名古 屋、2025年大阪) ②社員誕生日食事会…毎月、誕生月生まれの従業員を社長が招待し懇親を深める ③委員会活動…全社員がCS(顧客満足)、ES(従業員満足)、カイゼン(職場改善)のい ずれかの委員会に所属し、委員会で決めた事を会社に提案 ④部活動…共通の趣味を持つ仲間が7名以上集まれば、部として承認され会社から援助がも らえる。現在は野球部、釣り部、ゴルフ部、マウンテンサイクリング部、健康麻雀部、クリ エイティ部、ボウリング部、などがある。各部とも月に1~2回程度の活動。 ⑤社長面談…2年に1回社長と面談する機会があり、本音で話し合う。 この様な取組みで「会社と社員の距離感」を縮め、会社エンゲージメントや仕事エンゲージ メント、社員満足を高める取組をしている。

若い人が入社したくなる会社へ

当社の経営理念である「にこっと」。DX化やIT化が進んでも、それはあくまで手段であり 目的ではない。お客様、地域、従業員の「にこっと」を実現するために、継続して採用し、 その時代にあった変化に対応できる「若者」が必ず必要である。「若者」もいくら自分がや りたい業務内容の会社だったとしても年配ばかりの企業には話も聞きに行かない。そういっ た意味でも「若者」は必要である。「若者」が増える事で会社に活気が生まれ、時代の変化 に対応でき、企業自体が成長していける。そんな簡単な事では無いが、今後も共同求人委員 会の活動で、各学校との繋がりや学生との繋がりを増やし、私達にしかできない採用のあり 方を模索していきたい。

株式会社カーサービス山形 小川大輔

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